大館能代空港から安比スキー場に無料のシャトルバスが運行している。
これは国土交通省が観光地の二次アクセスを調査する為の事業で、大館能代空港から安比スキー場へバス路線があった場合の需要調査などが目的のようだ。
昨年暮れから2月末までの期間で行われる事業だが、オミクロン株の流行で大館能代空港の羽田便は午前の1便だけとなり利用客もまばら。実証試験をするにもこれではどうにもならないが、バスの運行は予定通り週4日(水、金、土、日)行われている。バスには飛行機の利用者に限らず誰でも乗る事が出来る様なので、スキー用具を持って日帰りで利用してみる事にしたのである。
東京からの便は午前10時5分に到着するが、10時に空港に着くとバスが待っていた。事前予約はしていなかったので運転手さんに乗れるか確認すると大丈夫との事。飛行機が予定通り到着し、小さな子供3人を連れたご夫婦とバスに乗り込み、予定の10時30分出発する。
空港の目の前にあるインターから高速道路に乗るとあっと言う間に大館を過ぎ小坂ジャンクションを経由して、11時20分花輪サービスエリアに到着。ここで10分間のトイレ休憩。
花輪を出て20分で安代インター。安比スキー場のクラウンプラザホテルには12時12分の到着。空港から1時間42分の所用時間だ。
安比には自家用車で何度も来ているがバスは初めて。また空港インターから高速を利用して来るのも初めてだが、想像以上に快適で早いと感じた。
帰りの時間は3時25分(安比高原ヒルズ)なので、5時間券を買って少しの時間だがスキーを楽しむ。
ところで安比スキー場は今年で40周年を迎える。当初リクルートが開発し、その後経営者が幾度か変わったが、今年からANAグループも経営に参画し再スタートを切った。スキー場の近くには450年の歴史を持つイギリスのインターナショナルスクール「ハロウスクール」もこの秋に開校予定である。
この「安比」に大館能代空港が飛行場では最も近い事はあまり、と言うか殆ど知られていない。
帰りのバスは飛行機の夕方の便が無いので当然といえば当然だが、乗客は自分1人。運転手さんに聞くと日曜日は夕方便があり、25名の予約があると言う。
羽田発着枠コンテストで3便目を獲得した大館能代空港だが、これを実現するには安比のような隠れた需要を掘り起こして行くことも大切だ。北東北の玄関口として認知されるまで努力しなければならないと感じて帰ってきた。
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令和4年あきた総合家畜市場の初セリが行われ、県議会農林水産委員長として出席する。<br />
あきた総合家畜市場は由利本荘市の大内インターチェンジを出てすぐの所にある。自宅からは130キロ程もある為午前6時に出発し、8時半に到着。<br />
初めに加藤社長が主催者として挨拶。あきた家畜市場での子牛の取り引き価格は全国平均より5万円程高く全国から高く評価されている。骨格がしっかりして大きく育つのが特徴と言う。
3本締めの後、さっそくセリが開始される。子牛と言っても体重は約300キロ。中央に引かれてきた牛に参加者が値を入れ電光掲示板に表示される。<br />
1番目は40万円からどんどん値が上がり99万6千円で落札。<br />
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今日は300頭程がセリに掛けられたが、毎月1回セリが行われる。<br />
本県の和牛の生産頭数はまだ多くはないが、規模拡大を目指す経営者も増えていると言う。最近は飼料の高騰が問題となっているが、本県の飼料自給率は約50%と全国平均よりもかなり高い。飼料作物の生産を増やす事でコメの需要減少対策にもなる。<br />
本県農業を足腰の強いものにしていくためには畜産の振興は欠かせない。
]]>創立10周年を迎えた秋田北鷹高校の卒業式が行われ出席する。
コロナの影響で多くの小中学校では卒業式に来賓の参加が見送られたが、北鷹高校では人数を制限したうえで、193名の卒業生、保護者、教師らが参加して厳かに式が執り行われた。
卒業する生徒の姿を見ていると、1人ひとりの思いを想像する。部活や勉強、学校行事など頑張ってきた事はそれぞれ違うだろうが、表情は皆真剣でどこか寂しそうだ。彼ら彼女らの胸中を察するとこちらも目頭が熱くなる。
コロナ禍で暗い話題ばかり多いが卒業生の将来は決して暗くは無い。希望を持って前進して欲しいものだ。