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イージス調査その2
ポーランド、レジコボを視察した次の目的地はルーマニアにあるデベセル空軍基地だ。グダニスクに宿泊し、翌朝6時にホテルを出発し空港に向かう。グダニスク空港からワルシャワに戻り、ワルシャワからルーマニアの首都ブカレストへは約2時間のフライト。

午後4時半、日本大使館にルーマニア軍のデベセル軍事基地司令官ら4人の軍関係者に来て頂き、イージスに関して説明を受け、質問なども行う。こちらもポーランド同様、ルーマニア軍が基地全体を警備しその中にあるイージス施設はアメリカが管理しているようだ。電磁波についてもこれまで健康被害などは全く起きていないと言う。


翌朝はホテルを7時半に出発、デベセル基地へと車を走らす。デベセルはブカレストの西140キロに位置し、所用時間約3時間。ブカレスト郊外に出るとすぐに広大な畑が一面に広がる。とにかく広いの一言だ。地平線まで延々と畑が続いて行く風景は圧巻。
基地のあるデベセル町では、イオン・アリマン町長が、また基地から8キロ程の所にあるカラカル市では市の幹部の方々が出迎えてくれ、それぞれお話を聞く。

こちらはポーランドとは違い、イージスに対しては全面的に大歓迎だ。元々空軍基地があり撤退した事で町が寂れてきていた事もある。デベセル町には米軍が学校も作ってくれた。カラカル市は基地建設で潤い、地価やアパート家賃なども上昇した。軍事基地が出来た事で安心感も増したという。土地も十分に広い為、建築制限などもほとんど受ける事は無い。

現地を見て、つくづく秋田とは土地の広さ、文化、経済、軍事的環境など全く異なる事を実感する。
author:北林丈正, category:議会, 04:25
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