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内陸線のりものまつり

恒例となった「秋田内陸線のりものまつり」が阿仁合駅周辺で昨日、今日の二日間開催され、多くの家族連れらで賑わった。

会場には自衛隊のジープ、バイクなどの他バスやパトカー、建設機械、高所作業車など様々な乗り物が大集合。レールバイクの乗車体験もあり、小生も一度乗って見たいと思っていたが今回は願い叶わず。来年に期待しよう。


開催に合わせて宮越商店の特別内覧会も開催。この建物は明治38年に建てられたもので、鉱山を中心にたくさんの人で賑わう阿仁合を支えた商家の雰囲気を今に残している。

玄関前の通路は「こもせ」と言われ、石畳が敷かれ、雪の多い冬場でも買い物がし易いつくりになっている。昭和の初め頃のセーラー服もそのまま保存されており貴重な資料でもある。


土間を通って奥に入ると、立派な蔵の扉がある。この建物は10数年前まで人が住んでおり、蔵の中にはまだ家人の所有物がぎっしり。まだ整理が付いていないが、お宝もたくさんあるかも。


阿仁支所の向かいにある法華寺ではシタールというインド古典音楽の演奏会が1日2回計4回開かれる。演奏者は相葉克也さんとタブラという小さな太鼓を叩く鈴木健さん。弦が20本もあるシタールはインドの雰囲気を醸し出す独特の共鳴音を響かせ聴衆を魅了した。演奏終了後、シタールの演奏者が日本に何人いるかと相葉さんに尋ねると、二桁の前半位かな?東北北海道では1人かな、との答え。珍しいものを聴かせて頂きました。

数々の乗り物に加え、地域に残る貴重な文化伝統も披露する乗り物祭り。地域一帯となった取り組みに今後の成長が期待される。
author:北林丈正, category:行事, 20:00
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