浦田神社の例大祭が行われた。
この祭りは毎年旧暦の8月15日に行われており、今年は9月22日にあたる。
浦田地区は明治時代には‘浦田村’として独立していたそうで地域のまとまりが強く伝統行事を今もしっかり守っている。
境内には土俵を中心に社殿が建てられ、鳥居の両側には杉のご神木が立つ。推定樹齢500年だそうだが、これほどの杉の巨木にはめったにお目にかかれない。幹回り4メートルは超えそうだ。
神社社殿にて古代ゆかしく神事が執り行なわれた後は、「相撲」を見ながらの懇親会に入る。
始めの子供相撲には浦田小学校の児童が参加。先生も引率しているが、聞くと授業の一環として祭りに参加しているとの事。伝統行事の継承には学校の協力も必要だ。
最後は大人による「大相撲」だ。
呼び出し、行司も本格的で、化粧回しをつけての土俵入りまである。
今年の出場は7人だが、昔は「浦田の相撲大会」と言えばこの辺りでは有名で、力自慢が集まったらしい。
子供からお年寄りまで集落上げて‘伝統行事’を守る浦田地区。
人口の減少していく中で継続が厳しいとの話も聞くが、貴重な郷土の資源でもある。
「大相撲」には地元以外の参加者もいるようだが、外部との交流を図るなどして盛り上げて行けないものか。